前回の記事でも書きましたが、個人投資家が増えてきたことで、自動取引が活発になってきました。
今回はロボアドバイザー投資と言われる投資手法について書いていきます。
1.ロボアドバイザー投資とは
国内株式・債権、海外株式・債権などを自動で取引するサービスです。
まず、ウェブ上などでいくつかの質問に回答し、それぞれのリスク許容度を測ります。
そのリスク許容度に合わせて取引を行うことになります。
例えば、リスクを低く運用したい人は国内債券などのリスクの少ない投資の割合が増え、逆にハイリスク・ハイリターンを目指している人は海外株式などの割合が増えることになります。
2.ロボアドバイザー投資のメリット
自動で取引することが可能
一度設定を行うと自分のリスク許容度に合わせ運用を行ってくれます。
そのため、常にチャートなどを監視している必要がなく、投資に時間をとられることがありません。
また、取引は自動で行ってくれるため、投資初心者でも手軽に始めることができます。
1ヵ所で取引するだけで分散投資となる
投資を行う上で一番大事なのは分散投資です。
ただ、個人で株式もやり為替もやり債権もやり・・・・・というのはかなり大変で労力も元資金も必要となってしまいます。
しかし、ロボアドバイザー投資では国内外の株式・債権や不動産などを分散して投資しているものがほとんどなので、ロボアドバイザー投資1つを行うことで分散投資につながります。
3.ロボアドバイザー投資のデメリット
手数料が高い
年間預り金の1%前後が手数料のサービスが多いです。
手数料1%の場合、100万円投資している時、1万円の手数料がかかることになります。
株式投資の場合、手数料は1回の取引について百数十円程度のところが多いので、かなり高いことが分かります。
ただし、最近では手数料が安くなる傾向にあり、海外では日本のサービスよりも手数料の安いサービスが多いようなので、日本でもロボアドバイザー投資の成長とともに手数料も下がっていく可能性が高いです。
チャート先読みによるリスク回避ができない
例えば株式だと大きな災害などがあった場合、全体的に急落することが多いです。
そのため、大きな災害があった場合には直後にすべての株を手放すことで、急落による損失を回避することができます。
ただし、ロボアドバイザー投資では急落してから手放すという判断をさせることはできるものの、チャートが動く前に手放すといった読みを反映することはできません。
個人の読みを反映することができないことをデメリットとしましたが、それがそのままメリットにもなりえます。
プロの投資家のような読みと判断力があれば別ですが、一個人の読みは取引にマイナスとなることが多いです。
素人でも読みやすい一部の相場を以外では、アルゴリズムに沿って機械的に取引を行った方が結果が出やすいため、長期的にみるとロボアドバイザー投資の方が利益が出やすいと言えます。
4.主なサービス
ウェルスナビ
沢村一樹さんのCMでおなじみのウェルスナビです。
日本のロボアドバイザーサービスの中で預り資産がNo1の最大手のサービスです。
10万円から始めることができ、積み立て投資にも対応しています。
手数料も1%程ですが、長期割があり、長い期間取引を継続していると手数料が段々安くなっていきます。
また、ウェルスナビには税金最適化という機能が備わっており、自動で税金が最小となるように取引を行ってくれます。
この機能は今のところウェルスナビだけのオリジナル機能となります。
口座開設はこちら↓
THEO(テオ)
ウェルスナビほどの知名度はないかもしれませんが、ロボアドバイザー投資の中ではよくウェルスナビと比較されている人気のあるサービスです。
ウェルスナビより更に低い1万円か始めることができ、積み立て投資にも対応しています。
手数料については、ウェルスナビのような長期割はありませんが、およそ1%で国内のサービスの中では安い方です。
1万円始められるロボアドバイザー投資は今後もあまり出てこないと思われるので、少額から始めたい人にとってはTHEO一択となることになります。
今後ますます成長していくであろうサービスです。
口座開設はこちら↓
5.まとめ
ロボアドバイザー投資は手数料の減額や利益率の上昇など、今後ますます成長していくであろう分野の1つです。
私は2018年10月よりウェルスナビのサービスを始めました。
およそ3000万円を投資していますが、数百万円投資していた時と比べて、情報収集や管理が追い付いていない状況です。
ロボアドバイザー投資などの自動取引が行える投資は、初心者にももちろんお勧めなのですが、投資金額が増たことにより、管理が追い付いていないような方にも分散投資の1つとしてお勧めです。